今一度ストアアイデンティティを考えてみることにしました。
今から30年ほど前、小売業のマーケッティング手法にストアアイデンティティという概念が多く使われておりました。バブル景気の頂点を過ぎて景気が下がり始めた頃の事です。
「もの」は供給に溢れ、ストアも飽和状態となり、小売り優位の状況から消費者がリーダーシップを取る消費者優位の時代へと、大きく変遷をしていく時代でもありました。
個性化し、多様化していく消費者の動向を掴みきれないストアは淘汰され、魅力を無くしたストアからは益々消費者が離れていくという現象が起こり始めていたのです。
カタログ雑誌やライフスタイル雑誌が隆盛を極めていた頃でもあり、消費者の自己志向が益々強くなっていく時代でもありました。
当時勢いを増しつつあったのが通販です。
その勢いからは当時の時代背景が読み取れます。
どこかネットショップが隆盛を極めつつある今の時代に似ていないでしょうか。
魅力を失った百貨店、人件費を抑えようと量だけ確保したパート社員、「いらしゃいませ」の言葉は自動ドアまかせ、安ければ良いという考えで作ったサービスバッグ。
これではネットショッピングに負けて当然と言えるでしょう。
「もの」ではなく「こと」に目を向けて欲しいのです。
お客さまは「買い物」というシーンを大切にしています。
わくわくする売り場の演出、心のこもった丁寧な接客、お客さまを大切にしているという気持ちのこもった販促グッズ類やサービスバッグ等。
お客さまをストアのヒロインにする「こと」を考えるのです。
ストアアイデンティティを構成するものとして以下のコンセプトがあるとされています。
1) インテリジェンスコンセプト
店舗形態、情報機能、イベント等
2) マーチャンダイジングコンセプト
商品開発、品ぞろえ、価格
3) ヒューマンウエアコンセプト
接客、コンサルテーション、顧客サービス
「こと」はヒューマンコンセプトから創り出されます。
サービスバッグも是非この視点から考えてみて下さい。
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